バリュー投資の投資手法はもう古い?

2018年8月25日の日経新聞に「バフェット流運用の受難」という記事が出ています。これは読んだ方にご存知かもしれませんが、バリュー投資の終焉かもしれないような記事になります。「アマゾン・エフェクト」なるより成長性の高い銘柄に資金が集中し、成長性がそれほどでもない銘柄は見向きもされないというものです。

日経新聞の言葉を借りるとPERの高い銘柄にお金が集中し、PERの低い銘柄は人気がなく、株価も冴えないというものです。

これは確かにバリュー投資はそれなりのパフォーマンスを出せないということではありますが、終焉というのは違うかもしれません。

去年の中ぐらいから株価の動きがおかしいと以前の投稿でも書きましたが、これが「アマゾン・エフェクト」なのかもしれません。基本は人間ではない尺度が市場価値を決める株価決定に入り込んでいることが原因であるように思います。

きっとそれはAIに代表されるようなものの影響かもしれません。従来の考え方ではなく、未来への投資的なものが夢があり、株価が動きやすいためそのような銘柄の株価が上がります。そうするとPERが高くなります。そして過度に期待するとさらに株価が上がり、PERが上がるということなのです。

きっと、AIは利益を最大化するように運用する場合がほとんどでしょうから、上がる銘柄に買いを入れるはずです。そうなると予想以上に株価が吊り上るのかもしれません。また、パフォーマンスが悪いバリュー投資は利益が出にくいから余計にAI経由の買いが入りにくいから更に下値を探る傾向にあるのかもしれません。

そうなると、動きが軽くて夢のあるテーマに限るのでしょうが。ただ、銘柄選びを失敗すると三分の一や四分の一になるでしょう。

話を戻してバリュー投資ですが、バリュー投資の一部の銘柄でパフォーマンスがでれば今までのようにあるルールに基づいて投資すれば株価が上がらないというのはないと考えています。AIに好かれる銘柄をバリュー投資の対象から探しだすことができればの話にはなります。

私の中ではまだ新しい株式投資のルールは見つかっていませんが、いずれ見つかるだろうと思っています。個人的にももう一つ問題があるのは今の塩漬け銘柄をどうするのか?となります。ジャスダックの指数やマザーズの指数よりは若干いい程度の動きになっているのでこれをどうするのか?よく考えてみます。

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