WebマーケティングとSEO

Webマーケティングの一環としてSEOのコンテンツ作り、施策を行うというのが最近の主流となっています。簡単にいうとWebマーケティングとして考え抜かれたコンテンツを作成し、そのコンテンツを基にキーワードを設定し、更にコンテンツに磨きをかけます。そしてそのキーワードをベースにまた関連するコンテンツを作成するというものです。

SEOの目的はコンバージョンをつく出す集客ですのでWebマーケティングをベースに考えるのは間違いではありません。そして、WebマーケティングとSEOと一番の違いはSEOはもう少し、Googleの検索アルゴリズムの動向、検索アリゴリズムの要素に注意を払いコンテンツを作成するということです。WebマーケティングにはGoogleの検索アルゴリズムの動向、Googleの検索アルゴリズムの要素への配慮は含まれません。

最新のSEOとしてはGoogleの検索アルゴリズムの動向、要素を考慮したコンテンツ作りを行い、さらにはサーチコンソールから得られる情報を基にコンテンツを作成するということになります。SEOは順位が大きなアウトプットになりますので、当然、Googleの検索アルゴリズムと向き合う必要があるのです。

サーチコンソールから何を読み取るのか?

それはサーチコンソールからカバレッジの様子や集客に関する情報が得られます。カバレッジというのはどれくらいのコンテンツがインデックスされ、どのページがインデックスされていないのか?がわかります。そして、インデックスを望むならそれを要請することもできます。

また、セキュリティやSEOのスパムに対する情報も得ることができます。その中で特に重要なのは『手動による対策』になります。多くの場合はここに問題があるから順位が上がらないということになります。SEOとして不正があったということです。

Webマーケティングでよく利用するのは『検索パフォーマンス』の項目です。ここをみるとどんなキーワードでアクセスされているのか?そしてそのような順位であるのか?が一目でわかります。これこそが、サーチコンソールをWebマーケティングで利用することの理由なのです。

ただ、そのままのデータでは使い勝手が悪いので、キーワードと順位と表示回数、アクセス数などをデータに落としてから処理すると非常に使いやすくなります。その際にキーワードとランディングページの情報がないのがこのデータの不足点です。それをマーケッター自身が補い、調査することで非常に有益な情報になるのです。

SEOのコンテンツはアクセスデータを利用して

サーチコンソールなどのアクセスデータを利用してコンテンツに対する評価を確認します。そのデータを基にコンテンツを作成します。これは順位という側面とクリック率という側面を考えてということになります。

クリック率をより高くするにはどうすべきか?また、クリック率がある程度高いコンテンツをどう補ってさらに表示回数を上げるのか?表示順位を上げるのか?ということになります。それこそがWebマーケティングということなります。

SEO的にはデータを基にしたコンテンツ作りが大切だと考えています。そのため、通常のパラメータ一つでのアクセス数、ページ表示回数、滞在時間などではなく、それぞれをパラメータと考えて総合的に分析する必要があるのです。

この点に関しては殆どの本に記載されていません。パラメータ一つで、それぞれの要素が影響しているということを考えていない場合でしか考えられていません。またはそのことについて述べていません。また、アクセス解析においてもその点を考えている解析者は少ないように思います。

seoコンサルティングって需要あるのか?

先日、seoのお客様のところに最近のseoの動向や集客についてのお話をするために行っていました。
お客様から「もう、seoって大変でしょう?今後、どうするの?」って言われてしまいました。確かにここ数年ずっと私は思っていました。

この会で説明していることの多くは確かに有意義で意味があることなのですが、その2割程度は今のgoogleのアルゴリズムに依存することですので意味がなくなるかもしれません。ただ、seoの観点からの記事の書き方、ページの増やし方、ライバル他社のサイト分析は意味があると思っています。

また、お客様にも有意義であったとお言葉を頂くことも多くあります。

しかし、記事の書き方、コンテンツの作り方をいくら頑張っても順位が上がらない場合があるのです。それも最近は。(ここでいう順位とはビッグキーワードでの順位であって、スモールキーワードではありません。)

これはどうしようもありません。継続的にページを増やし続けてコンテンツ量と質で圧倒すれば少しは違うのですが、そんなことはできません。というか無理なのです。

SEOとコンバージョン

じゃあ、コンテンツ絡みの指導は意味がないのか?それを意味がないと考える方もいらっしゃいます。実際にいます。

意味がないとするならどうするのか?サイトの作りを今のアルゴリズムに合わせる様な施策をある程度は行うということになるのですが、これもアルゴリズムに依存するので数か月、1年後に大きな効果があるかどうかはわかりません。全く効果がないということはありませんが、

ビッグキーワードでの順位は置いといてアクセスという点から考えると、少ないアクセスもの(検索回数が少ないキーワード)でもコンテンツをひたすら作り続けるとアクセスが増えるのは想像できます。実際問題としてそれしかないのかもしれません。

ここで被リンクのことを全く書かなかったことは、そんなに被リンクを増やすことは簡単でないからです。またはお金がかかるからです。こういう書き方をするとこれはペイドリンクかという短絡的な意見があるとは思いますが、お金がかかるというにはイベントやボランティアに参加、協賛するとリンクが張られるということです。また、これはseoというよりも会社の宣伝であったり、イベントやボランティアに賛同したからですのでちょっと違います。

大学の研究に寄付などをしてもリンクは張られるでしょう。それもseoの為なのか?そんなことはないのですが、それもそういう目で見る人はいるでしょう。大企業の場合は経済活動や慈善事業などで勝手に被リンクは増えるのです。それが中小零細企業では非常に難しいのです。

seoなんて大企業にとってはコンテンツ作成とサイトの作りを考えればそれほど難しくはないのかもしれません。

SEOの目的は?

上場システム会社のSEO

最近、気が付いたのですが、上場企業においてもSEO(内部対策)をバリバリにやっているところもあります。SEOというと昔のSEOを考える方も多いですが、そうではなく、ユニバーサルデザインでかつ、コンテンツマーケティングを考えた作りになっています。

ここでは会社の名前を伏せますが、誰でも知っているような会社のシステム子会社になります。サイトの使い勝手もよく、日々更新、修正をされています。こんなことを上場企業がしてしまうと中小の会社は勝負になりません。もしかしたら内部にコンテンツマーケティング、SEOに詳しい方が社員にいるのかもしれません。

商品の魅力だけでなく、技術やソリューションで検索でヒットしやすくするような手法は多くのシステム会社でも真似をすべきかもしれません。

上場企業のキーエンスはネットによるリード情報を取るような仕組みをよく考えているなぁと思うことはあります。こちらはどちらかというとSEOよりではなくリスティング広告を含めたリード情報、コンバージョン獲得を考えた取り組みのように思います。リターゲティング広告を利用し、メーカーではあまり考えないような戦術です。

一般的な小売の方がやるようなインターネット広告の手法を大手企業、メーカーがすると広告枠も独占し、検索するとほぼ一強のような状態になり、メーカーなのでロットが小売りとは違うのである程度、広告にお金をかけても採算はあうでしょう。

SEOやリスティング広告について。

関連

参考

SEOがリスティング広告よりも効果がある理由