ここ数年での一番の失敗(seo&株式投資)

それは、ここ数年seo事業で苦戦してきたにも関わらずにアルファベットに投資しなかったことです。

普通に考えたら、seoがうまくいかないとリスティング広告が増えるのでアルファベットの業績が上がる可能性が高いと考えるべきだとわかっていながら株式投資をしなかったことです。

どうしてアルファベットの株を買わなかったのか?それはあとづけですが、アメリカの会社であるため、為替リスクや独占禁止法などのリスクがあると考えていたからです。

考えていたというよりは、そう思い込んでいた。それはそのうちseo事業がうまくいくと思っていて、それを信じるならアルファベットを買わないと言い聞かせていたのかもしれません。

アルファベット株を買わないことでseo事業が上向くと思いたかったのかもしれません。

思い入れは大事ですが、冷静に判断することは同じくらい大事であると今思います。特に、株式投資においてはです。

アルファベットの株価は4年で2倍となっているので失敗したかもと思ったのですが、たった2倍と考えるとそれはそれでよかったと思うことにしましょう。

株式投資ではそう思うことは非常に大切だと考えていて、投資しなかったことをああだこうだと後悔することはよそうをおもいます。

(私の持っている端数の株式でパルタックをみると4倍以上になっているのでしれているとは思います。)

アルファベットとは

アルファベットは2015年にGoogle Inc.とグループ企業の持株会社です。アメリカの多国籍コングロマリットでナスダックに上場しております。

alphabet、Facebook,amazonをアメリカのアメリカの3大IT新興企業と呼ぶ方もいます。この4社は非常に急成長をしており、時価総額も右肩上がりとなっているが、アップルが最近勢いがなくなってきています。

alphabetが成長したのはgoogleのビジネスモデルがすごいこと、そしてカリスマ経営者エリック・シュミットによるところが多いと考えています。

googleのビジネスモデルはラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリンによるところが大きいと思いますが、大きくなるにはエリック・シュミットは欠かせなかったと思います。

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昔のseoとはどんなもの?

昔のseoとはどんなものだったのか?覚えていますか?(愛覚えていますか?ではない。)

日本においてYahooの利用率が非常に高く、Yahooでのseo対策が必要でした。googleでなく、Yahooでのseoだったのです。

(その当時、翻訳系などはgoogleでのseoでコンバージョンが出ていた記憶があります。)

 

何が違ったのか?それはYahooは独自にカテゴリーごとのディレクトリ登録サービスを持っていました。そのサービスを利用したサイトを優先的に順位をあげていました。この登録サービスの料金は一般が50,000円だったと思います。出会い系やアダルト、美容系は高く設定されていました。

このディレクトリサービスの登録のされ方で順位が決まっていたのでノウハウ商売だったのです。それも1回きりの。

だれでもそのノウハウがあればseo事業ができたのです。

アルゴリズムもYahoo独自のものを利用していました。私はこちらが得意でした。というのはペイドリンクを利用せずテクニックで順位が上げられたからです。

また、googleの順位はページランクの高いサイトから被リンクがあり、タグなどの強調で順位が上がりました。サイトのコンテンツ量は重視されていませんでした。

そのため、被リンクの売買が横行し、googleが取り締まるということがありました。

どうにかseo事業が儲かったのはこのあたりまでです。それ以降はコストがかかりすぎて私はあまりもうからなかったと記憶しています。

SEOの目的は?

 

その後

Yahooの検索結果がgoogleのアルゴリズムを利用することになりました。そうするとgoogleのアルゴリズムを攻略すればほぼすべての検索で上位に表示されるようになりました。

これは一石二鳥の側面もあったのですが、ダメな場合は箸にも棒にもかからないという状況になりました。それはそれでいいのですが、AIを利用したgoogleのアルゴリズムになるとseoの難易度が急に上がってきました。

 

AIの出現前にはペンギンアップデート、パンダアップデートなどというものがあり、多くのseo業者がこれをうたい文句にバンバン営業をしていました。

このあたりからseo業者が淘汰され始めました。その原因は被リンクのみの仕組みでは上位に表示されなくなったからです。また、被リンクに対するgoogleの取り締まりが厳しくなったのです。

 

これ以降はご存じのとおりの状況です。

 

SEOやリスティング広告について。

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seoの始まり。

昔、昔といっても私がseoを認識したのは2003年ごろだった気がします。そのころ、ほぼシステム開発ばかりをやっていました。でも、儲からないのでどうしようか?と思っていました。

営業してシステム開発を取るとその後は開発となるのですが、そうすると営業にはでれないので、どうしてもシームレスに仕事が進まず苦戦しました。それと、不具合の対応などで寝れない日もあり、体調も最悪でした。

そして、仕事がないときには何をしようか?といつも茶店、ミスドで本を読んでいました。何度も何度も読んでいたのが「インターネット・コマースの最前線リポート (ITビジネス・サクセス講座)」です。

擦り切れるほど何度も読みました。もうボロボロになるまでです。

志はあるつもりではいても何もうまくいかないということでかなり凹んでいたのですが、seo事業をすると決めたと同時に他の事業をすべてストップしました。というのもこれにかけるしかないと直感として思ったからです。でも、永遠には続かないことも認識していました。

寝る間も惜しんで勉強しました。そしてホームページを作成しました。でも、仕事がまったく来ませんでした。理由はのちにわかったのですが、その当時はわからず必死にもがいていました。リスティング広告もだし、運営サイトのseoもし、可能な限り頑張りました。その当時は全国で何番とか大きな夢は持っていませんでした。

後にお客が来ない理由が会社の所在地だったように思います。会社を移転すると嘘のようにお客が来るようになったのです。本当にです。

飲食店などの客商売は店の立地が命と言われますが、ITのようなサービス業で怪しい場合も同じです。

その当時のseoは本当に怪しげなおまじないを書いたり、「キーワードの羅列」とYahooカテゴリーへの登録方法で勝負がついていました。本当にいい加減なものでした。ほぼ、知識というよりずるがしこい知恵が大事でした。

それから、Yahooがgoogleのアルゴリズムを利用するようになり、どんどんseoが難しくなってきました。これを進歩というのか?それとも全うになっているだけというのか?と思いつつ仕事をこなしていました。2010年ぐらいからアルゴリズムが急激に変化し、苦戦と改善を繰り返していました。

多くの方は2010年前後からseoをされて大儲けしました。本当にびっくりするぐらい儲けた方もいます。seoとともに消えていった方もいらっしゃいます。seoが難しくなってやめるのも地獄だし、続けるのも地獄だったように思います。集客をseoに頼っていた企業にとっては本当に大変でした。

多くの企業がseoとリスティングの併用を行い、2015年ころより、SNSでの広告も利用するようになりました。といってもB2Bの場合はSNSでの費用対効果が出ない場合もあり、今でもseoとリスティングの企業も多くあります。

SEOの目的は?

どうしてseo?

話を戻して、どうしてseoはいけると思ったのか?それは「インターネット・コマースの最前線リポート (ITビジネス・サクセス講座)」を読んでいただければわかりますが、サイトに集客するための手法としてseo以前はバナーなどの広告が主流でした。

これでは単価の安いものなどは集客した時点で単価割れになることがほとんどでした。バナー広告の問題は関連性を担保しつつ、アクセス数を出すの難しく、コンバージョンレートが上がらないのです。それに比べるとseoのコンバージョンレートはよく、本当に情報を必要としている人がアクセスするのです。

本ではアマゾンの戦略などが書かれていますが、読めば読むほど次はこれと覚信しました。

たぶん、この当時にseoを始めた企業の多くは同じように感じたことでしょう。私が始めたころにはすでにseo会社も10社以上あり、当然お客様もいました。私はそれほどの見る目がなかったということではありますが。。。

この時点でseoが難しくなった時のこと、どのような理由で難しくなるのか?などは完全にはわかっていませんでした。

参考

ニュービジネス 活眼塾(大前研一氏):プレジデント社 P267

上記の本を読んでいただくとseoに至る経緯がよくわかります。2005年の本なのですが、秀作でその当時非常に参考になりました。この本も何回も読みました。

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